FRESH! サイエンス 自宅待機時に問いかけたい6つの質問 〜洋服のほころびを直してみよう〜

東京でも新型コロナウィルスの爆発的感染の可能性が高まり、自宅で過ごす人が益々増えてきたのではと思います。


スクリーンに流れるニュースにさらされ(ついつい気になりますよね)、やるべきことが手につかず、イベントや外食に出かけるといった気晴らしもままならない中、不安を抱えたまま時間だけが流れていく・・・。そんな状態に陥っている人も多いかもしれません。


そんな方に、*Greater Good Science CenterがCOVIT-19で自主隔離する人々向けに3月24日に公開した記事「自主隔離の今、自分に問いかける6つの質問」を意訳してご紹介します。 以下、本文より一部抜粋:


まず始めに、誰もが自主隔離できるわけではありません。


医療機関、食料品店、交通機関などで勤務する人たちは、自分たちだけでなく家族も危険にさらしながら働いていることを心に留めておきたいと思います。


またこの状況下で仕事を失った人や路上で過ごしている人もいます。


自宅で過ごすことができ、以下のような質問を自分に問いかけることができることに感謝しながら、ご紹介します。







質問その1:今日感謝したいことは?


先月大学で、プエルトリコにて政治犯として36年間収監されていたOscar López Rivera氏の講演会があり、聴衆の一人が「どうやって36年間も独房で耐え忍んだのですか?」と質問しました。


その答えは感謝の習慣でした。


彼は「Thank you to life」という歌を、毎朝欠かさず歌っていたそうです。


感謝の習慣が人のウェルビーイング向上に効果的であることは多くの研究で明らかになっています。1日2分程度で構いません。その日起こった感謝したい出来事を綴ってみましょう。


質問その2:今日誰とつながった?


隔離状態を維持しながらも、人とのつながりを維持することは大事です。


おばあちゃん、お母さん、友達、近所の人など、毎日3人を選んで連絡を取ってみましょう。


質問その3:手放せる「正常な状態」って何だろう?


不安なニュースがスクリーンを占拠し、仕事もままならず、ずっと家にいる家族との関わり方にも頭を悩ませているでしょうか。


でも、たとえその日何も成し遂げることができなくても、子どもが思い通りにならなくても、愛情を感じ、健康なまま床に着くことができたなら良しとしましょう。


今一番大事なことが何かを見極めることが大切です。


ある作家は、極めて困難な時代に重要なことは変化だと述べています。「正常」への期待やこだわりを手放すことで、よりはやく状況に適応することができます。


質問その4:どうやって外に出る?


新鮮な空気、太陽の光は私たちの神経系にも良い効果を与えます。自然に簡単にアクセスできなくても、外に出てみるだけでも十分です。


少しベンチに腰掛けたり、月を眺めたりしてみませんか?窓を開けたり、花を飾るだけでも良いでしょう。


質問その5:どうやって身体を動かす?


恐れや不安が大きくなったら、身体に意識を向けましょう。少し散歩をしたり、階段の上り降りをしたりするのも良いでしょう。


身体が自由に動かない場合は、足首を回したり、身体を触って緊張をほぐしたり、ただ胸に手を当てて心臓の鼓動を感じてみましょう。


質問その6:今日はどんな「美」を創造し、養い、招きいれた?


美は絶望感に対する強力な解毒剤です。世の中に存在する美に意識を向けることで、この世界は守る価値があると再認識することができます。


文化をただ消費するのではなく、創造する側になることが、私たちに力をもたらします。


哲学者で社会活動家であるGrace Lee Boggsはこのように言っています。


「荒廃の最中における人々の創造的活動に基づく大変革こそが、人類が成し遂げてきた偉大な貢献なのです」


ですから、この困難を乗り越えるために、人生について記し、夢について描き、悲しみについて唄い、花を育て、隣人のために料理をし、雨水を利用して野菜を育て、洋服のほころびを直し、文化を創造しましょう。




出典:

Six Daily Questions to Ask Yourself in Quarantine

If you’re sheltering in place, be sure to check in with yourself.

BYBROOKE ANDERSON| MARCH 24, 2020

https://greatergood.berkeley.edu/article/item/six_daily_questions_to_ask_yourself_in_quarantine


*Greater Good Science Centerカリフォルニア大学バークレー校の校外研究機関。心理学、社会学、神経科学の側面から人がより幸せになり、慈悲の心が溢れる社会を築くための研究・教育を行う。センターが出版するインターネットマガジン『Greater Good』ではマインドフルネスを始め、“思いやり” ”利他主義” “社会的な繋がり” などに関する最先端の幸福心理学研究について発信している。

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